脚に極度の負荷がかかるという大きな欠点

2011-10-04

連敗記録、そう聞けば多くの方がハルウララをイメージすると思います。負けるほど人気を集めた稀有な競走馬ですが、作った連敗記録は116です。
その記録を超す記録を所持していたのが2008年12月に引退を迎えた園田競馬のエリザベスクィーンです。負けはなんと165回にも及びます。それほど負けてもまだ出走させて貰えたのが驚きだと言えます。
サラブレッドは人の手によって、より早い速度を目指し交配を行われてきた動物です。高度なスピード能力を誇る代わりに、脚に極度の負荷がかかるという大きな欠点を持っています。言い換えれば、故障せずに走り続ける事は競走馬にとっての最大の難事なのです。ですから出走回数が多いという事実は、それだけでも褒められるべき事なのです。
現在経営の危機を迎えている地方競馬にとって、スターホースの活躍は欠かせないものです。ところが、スターホースに成り得る強い競走馬が、賞金額の低い地方競馬のレースに出走する事は考えにくいでしょう。負け続ける弱い馬をスターホースとして演出する園田競馬の発想は、不本意であったとしても秀逸だと言えるでしょう。
そして、連敗記録を新しく塗り替えたのもまた、園田競馬の9歳牝馬「カンムリホルダー」なのです。2月25日に166と連敗記録を更新しました。
カンムリホルダーは2着経験が6回、1着に関しては0回という成績です。通常であればもはや廃用間違いなしでしょう。ですが、そんな競走馬をしっかり仕上げて出走させ、その上スターホースとして人気を集める有馬記念2011のやり方はもっと多くの賞賛を集めるに値すると私は考えています。
絶対に当たらない、そんな意味を込めて交通安全の御守りとして愛用されているカンムリホルダーの馬券。冠ホルダーという名称まで皮肉には感じるのですが、これからも現役で出走していくという話です。地方競馬のスターホースの一員として、故障なく出走を続けて欲しいと願っています。